ネット選挙12の常識をマスターして目指せ『賢い有権者』!!

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Net election

時は2013年4月
『ネット選挙解禁』のニュースが
飛び込んできました。

これでいよいよ
自宅のパソコンで投票できるのか!!

と胸を高鳴らせた人も
多かったのではないでしょうか?

残念ながら
ネット投票とは違い
『ネットを選挙運動に活用しても良い』
というだけのことでした。

『ネット選挙』解禁により
私たちはどのように意識を変え
政治とどう向き合っていけば
いいのでしょうか?

今後のために最低でも
この12つの常識だけは知っておきましょう。

目次

1. 常識1:2013年4月公職選挙法改正
2. 常識2:ネット選挙のデメリット
3. 常識3:ネット選挙のメリット
4. 常識4:絶対ダメ、ネット選挙の違法行為
5. 常識5:支持する候補者を当選させたい
6. 常識6:ネット選挙が盛り上がらないワケ
7. 常識7:ネット選挙にシラけた若者
8. 常識8:ネット選挙で勝つための戦略
9. 常識9:ネット選挙は低予算って本当?
10. 常識10:選挙費用のあれこれ
11. 常識11:ネット『投票』は実現できるか?
12. 常識12:官邸へメッセージを届けたい
13. まとめ

目次【クリックすると自動でスクロールします】

1. 常識1:2013年4月公職選挙法改正

1-1. ネット選挙の始まり

2013年4月の公職選挙法改正で
インターネット選挙運動が
解禁されました。

これが、『ネット選挙』の始まりです。

1-2. 従来の選挙運動

法改正以前に認められていたものは
次の通りです。

配布できるもの

  • ハガキ
  • ビラ

掲示できるもの

  • ポスター
  • 立て札
  • 看板

選挙運動で活用できるものは
たったこれだけだったのです。

1-3. ネット選挙で利用できるサービス

法改正後は
『ネットを選挙運動に活用しても良い』
と認められるようになり

  • ホームページ
  • ブログ
  • 掲示板
  • SNS(Facebook、Twitterなど)
  • 動画サイト(YouTube、ニコニコ動画など)
  • 電子メール

このようなネット上の
様々なサービスを
選挙運動で
活用できるようになったのです。

1-4. ネット選挙解禁の真の意味

ちょっと複雑に
感じるかもしれませんが

解禁以前にも
政治家はネットを活用して
自身の政策などを主張していました。

「えっ、じゃあ何が変わったの?」

そうですね。
ネット選挙解禁について
正確に表現するなら

選挙期間中は
ブログやフェイスブックなどを
更新することが

『できなかった』のが
『できるようになった』
ということなのです。

と簡単に述べてきましたが
ネット選挙が実現するまでには
幾多もの紆余曲折がありました。

1-5. ネット禁止は総務省の解釈だった

公職選挙法が制定された当時は
現在のように
インターネットが発達することは
想定されていませんでした。

なので、『ネット選挙解禁』
と言われていますが

実のところ、選挙運動に伴う
ネットの活用に関する規定は
皆無だったのです。

ネット選挙が解禁される以前でも
合法か違法か
意見の分かれるところでした。

つまり
ネット選挙の禁止に法的な根拠はなく

選挙を取り仕切る総務省が
ネットは活用してはならない
と解釈しただけだったのです。

選挙期間中も
違法性はないと主張し
ブログなどを更新し続けた候補者も
いたほどです。

1-6. 議員立法により成立

時代の変化や技術の進歩により
法整備が後手後手になるのは
今に始まったことではありません。

外国人の来日者数が増加しだしてから
問題になった『民泊』
そうですよね?

実情に合わせて
法整備が進んでいるところです。

時代に則した法整備は
政府から降りてくるよりも
議員から声が上がることの方が
多いように感じます。

議員立法により法的に認められ
鳴り物入りで実現したネット選挙ですが

なぜ、それほどまでに
ネット選挙が待ち望まれたのでしょう?

議員立法で法制化されたということは
多くの議員にとって
何らかのメリットがあるはずです。

そのメリットとは何なのでしょうか?
逆にデメリットは?

政治家が期待しているネット選挙の
『メリットとデメリット』について
見ていくことにしましょう。

2. 常識2:ネット選挙のデメリット

まずは、ネット選挙のデメリットから
見ていくことにしましょう。

2-1. ネット環境がない場合

当然ですが
パソコンやスマートフォンなど

ネットと接続する媒体を持たない
高齢者にとっては
なんのメリットもありません。

メリットがないどころか
ネットで流される情報に
アクセスできないということは

ネットを利用している人と比べて
情報量が制限されてしまいます。

情報量が少なければ
候補者を比較検討する判断材料にも乏しく
正しい判断ができない恐れもあります。

世代間の情報格差は
深刻ですね。

しかし、別の見方をすれば
政治に積極的に関わろうとするのは
若者よりも高齢者の方が多いですし

地元の講演会などに参加するのも
高齢者がほとんどです。

もともと、ネットに依存しない
高齢者にとっては
メリットもデメリットも
存在しないと言えるかもしれません。

2-2. 誹謗中傷

ネットの世界ではよくある
誹謗中傷ですが

ネット選挙解禁に伴い
一番、懸念されていたことでは
ないでしょうか?

特定の候補者を落選させるために
良からぬ書き込みを
拡散させることもできますよね?

幸い、今の所
そのような問題は起きていないようですが

ネット上の監視体制を
強化する必要性が
あるのではないでしょうか?

2-3. 嘘や間違い

また、誹謗中傷ではなくとも
嘘や間違った情報が
拡散される恐れもあります。

テレビや新聞とは違い
ネットでは個人が無責任に
情報を発信することもできるので

情報を受け取る方も
それが本当に正しい情報なのか
信ぴょう性を確認しなければなりません。

2-4. 炎上

候補者にとっては
自身の発言が
意図しない方に受け取られ
炎上してしまう可能性もあります。

過去にも
政治家がブログで発言した内容に
批判が相次ぎ
自殺した例もあるほどです。

ネットの世界の奥深さには
恐ろしいものもありますが

人類は文明を発達させながら
その危険性も理解した上で
犠牲を出しながらも
利便性を享受してきました。

自動車は楽に移動できる
素晴らしい道具ですが

一歩間違えると
人を殺す凶器にもなります。

ネットには、まだまだ問題点が
山積みかもしれませんが

人類はこれからも
ネットという文明の利器の利便性を
享受していくことでしょう。

次は、ネットを活用する
メリットについて
見ていくことにしましょう。

3. 常識3:ネット選挙のメリット

3-1. 告知、配信が容易

若くお金もない候補者にとっては
自身の考えや政策を
お金をかけずに
多くの人へ届けることができます。

講演会や演説の日程を
告知したり

演説している様子を撮影して
動画として配信したり

仕事で忙しい人でも
自宅に居ながらにして
候補者を吟味することができます。

3-2. コミュニケーション

また、SNSなどでは
双方向でのやり取りができるので

直接、会うこともない
特定の候補者とメッセージを
やり取りすることもできます。

テレビや新聞に興味がない若者でも
ネットを利用しているので
若者に訴えかけることもできます。

結果、投票率も上がるのでは?
と期待されています。

ネット選挙のメリットは
候補者にとっては
より多くの人へメッセージを届けられ

有権者にとっては
場所や時間に関係なく
多くの情報が得られる
ということではないでしょうか?

4. 常識4:絶対ダメ、ネット選挙の違法行為

候補者だけが
ネットを活用できるのではなく

有権者もネットを活用して
特定の候補者を応援することも
できるようになりました。

4-1. 18歳未満の選挙運動禁止

以前から
未成年者は選挙運動をすることが
認められていませんでしたが

ネット選挙が解禁となり
選挙権が18歳からとなった今でも
18歳未満はネットかどうかを問わず
選挙運動はできません。

閲覧することは自由ですが
自身のブログなどで
投票を呼びかけるような行為は
違法です。

4-2. 有権者は電子メール禁止

候補者や政党は
ウェブサイト等及び電子メールを利用した
選挙運動ができますが

有権者は
ウェブサイト等を利用することはできても
電子メールを利用して
選挙運動をすることは禁じられています。

なぜ、メールの使用が
禁止されているのか
定かではありません。

これは憶測ですが
迷惑メールを送りつける行為を
懸念してのことではないでしょうか?

メールの代わりに
LINEを使うことを促していた
候補者もいましたね。

4-3. 選挙運動期間外の選挙運動禁止

選挙運動は、公示・告示日から
投票日の前日までしか
行うことができません。

『公示』『告示』とは
『公の機関が広く一般に知らせること』
を意味します。

『衆議院議員の総選挙』
『参議院議員の通常選挙』に関しては
天皇が『公示』します。
『公示』は天皇の国事行為なのです。

その他の選挙に関しては
選挙管理委員会が『告示』します。

衆議院議員選挙や参議院議員選挙でも
補欠選挙や再選挙の場合は
選挙管理委員会が『告示』します。

『公示』は天皇
『告示』は選挙管理委員会
と覚えておきましょう。

4-4. ウェブサイト等の印刷頒布禁止

選挙運動用のウェブサイトや
電子メールなどを
印刷して他人に頒布してはいけません。

詳しい理由はわかりませんが
選挙運動用の文書図面の頒布は

選挙運動員として
登録されている人にしか
できないのでしょう。

4-5. 誹謗中傷の禁止

特定の候補者を
当選させたくないからといって

事実に反することや
事実を歪めて
ネット上に公表することは
禁止されています。

興味本位な記事を載せる雑誌は
平気で誹謗中傷をしていると思うのですが
厳しく取り締まって欲しいですね。

4-6. なりすまし禁止

『なりすまし』とは
身分を偽ることです。

当選させたい
または当選させたくない場合の
ネット上の発言では

身分を明らかにし
責任を持て
ということでしょう。

4-7. 名誉毀損・侮辱の禁止

悪意を持って
名誉毀損や侮辱をしてはいけません。

名誉毀損とは
『人の社会的評価を低下させること』
です。

侮辱とは
『人を辱めること』です。

事実であろうとなかろうと
相手が誰であろうと
してはいけませんよね。

4-8. ウェブサイト等の改ざん禁止

候補者のウェブサイト等を
不正に改ざんしてはいけません。

これは選挙妨害であり
不正アクセスにもなります。

専門的な技術や知識を持たない人には
関係ないことかもしれませんが
新手の選挙妨害になりかねません。

以上、ネット選挙に関わる違法行為を
見てきましたが

表現の自由を乱用して
選挙の公正を害してなはらない
ということです。

インターネットは
便利な道具ですが
適正な利用を心がけましょう。

ネット選挙の違法行為については
総務省の
インターネット選挙運動の解禁に関する情報
を参考にさせていただきました。

5. 常識5:支持する候補者を当選させたい

5-1. ネット選挙解禁以前の支援

ネット選挙が解禁される以前に
支持する候補者を応援するには
選挙事務所でボランティアとして
手伝うことぐらいでした。

  • ビラ配りを手分けして手伝ったり
  • 選挙ポスターを貼って回ったり
  • 食事などを差し入れしたり
  • 選挙カーに同乗して手を振ったり

毎日、朝から夜まで
仕事をしている人には
上記のような例は
できないことでしたが

ネット選挙解禁後は
ネット上で応援することが
可能となったのです。

5-2. ネット選挙解禁後の支援

違法行為の章でも申し上げましたが
電子メールだけは利用できません。

それ以外の手段なら
支持する候補者の発言などを
SNSなどで拡散することもできますし

演説の様子を撮影して
YouTubeにアップすることもできます。

逆に支持できない政策は
身分を明らかにした上で
正々堂々と批判してもいいのです。

ただし、18歳未満の者は
このような選挙運動はできません。

6. 常識6:ネット選挙が盛り上がらないワケ

ネット選挙が解禁されれば
若者が関心を持ち

ネット上では
候補者、有権者入り乱れての
政策論争が展開される

と期待されていたようですが
期待は見事に裏切られました。

政治に無関心な若者は
ネット上でも無関心なのです。

6-1. 選挙自体がつまらない

いちばんの問題は
『選挙戦自体がつまらない』
これに尽きるのではないでしょうか?

アメリカの大統領選のように
対立する候補者が
抜きつ抜かれつ戦う様子が見られれば
嫌が応にも盛り上がります。

ところが
ネット選挙解禁後の最初の選挙は
参議院議員選挙でした。

政権交代のような
劇的なドラマは見られず

争点もあやふやでは
ネットを活用したからといって
盛り上がるはずもないのです。

6-2. 候補者の意識

候補者がネットに流した情報は
ほとんどが講演会や演説などの
日程の告知だったそうです。

ネット選挙解禁後も
候補者の意識は

選挙カーで
「お願いします」「頑張ります」
と連呼しているのと
何か変わったのでしょうか?

選挙戦自体が面白くなければ
ネット上でも面白くないのです。

もちろん、面白くないからといって
投票に行かないことが
正当化されるわけではありません。

これは余談ですが
選挙戦をわざと面白くないものにし
投票率を下げることで

高齢者が支持する候補者に
有利に働くように仕向けている
と勘繰りたくもなります。

7. 常識7:ネット選挙にシラけた若者

2016年6月
選挙権が18歳から
与えられることとなりました。

7-1. 若者の視点

公職選挙法改正後
初の参議院議員選挙では
各政党が新しい有権者を取り込もうと
あの手この手を繰り出し

表現は悪いかもしれませんが
猫がマタタビにすり寄るように
若者に擦り寄って行きました。

若者に人気のある
タレントなどを起用し

動画配信サイトで
フレンドリーな印象を与えようと
痛々しいまでの頑張りようでした。

当の若者は
この様子を冷ややかに見ていたようです。

新有権者の本音を聞く
テレビ番組を見ていたのですが

そこで話されていた内容を
簡単に紹介すると

おじさんたちがすり寄ってきて
気持ち悪い。

「若者はこういうのが好きなんでしょ?」
というのが見え見えの演出に
うんざりした。

などといった意見が大半でした。

7-2. 若者は大人を映す鏡

  • 今の若者は何事にも無関心
  • ゲームばかりやって無気力
  • 人付き合いができない
  • 大人になりきれていない

などといった
大人の見方がありますが

なぜ、彼らはそうなったのか
考えて見たことはありますか?

若者を馬鹿にしてはいけません。
彼らは大人たちを見て育ったのです。

政治に無関心なのは
大人も同じではないでしょうか?

本当に日本の将来を考えて
投票している大人は
どれだけいるでしょうか?

満員電車で通勤し
クタクタになって帰ってきては

ビール片手にゴロゴロしている
お父さんを見て
将来に希望が持てるでしょうか?

会社や上司の悪口を言い
政治に関するニュースを見ては愚痴を吐き

電車の中では漫画を読み
お金に苦労している大人を見て
真剣に生きようと思えるでしょうか?

お手本となるような
かっこいい大人は
どこにいるのでしょうか?

若者が無気力で
シラけてるのも
わかるような気がします。

大人たちを無視して
新しい世の中を作り出そうと
動き出している若者もいるのです。

大人の常識では計り知れない
新しい時代が
きっとやってくるでしょう。

若者は大人を映す鏡です。
しっかりしないといけないのは
我々大人の方です。

今の若者たちが
希望の持てる時代を作ってくれると
期待しようじゃありませんか。

8. 常識8:ネット選挙で勝つための戦略

ここまで読まれた方は
「ネット選挙解禁なんて意味ないな」
と思われているかもしれませんが

実はネットをうまく活用して
勝利を果たした
都議会議員がいたのです。

8-1. ネット選挙で勝利した都議会議員

東京都北区の都議会議員
『音喜多駿』さんです。

読み方は
『おときたしゅん』です。

音喜多駿さんの公式ホームページは
こちらです。
音喜多駿さんの公式ホームページ

彼は学生時代から
ブログを書いていて
ちょっとした有名人だったそうです。

就活の様子をブログにアップし
若者から支持を集めていて

このころのファンが
選挙運動の際に
力になってくれました。

多くの若者が
ビラ配りや
ポスター張りなどに
奔走してくれたそうです。

8-2. 勝利の戦略

若者の力だけで
勝利を勝ち取ると宣言し

ベテラン政治家の応援は
受けなかったそうです。

選挙前から
本人の写真や主張などを
SNSで拡散させていました。

ネットで票を取ろうとするのではなく
支援者を集めるためにネットを利用した
ということです。

音喜多さんは
若く、ネットにも精通していたので

ネットの活用方法が
よくわかっていたのでしょう。

若手の新人が選挙を戦うための
モデルケースとして
参考になることでしょう。

9. 常識9:ネット選挙は低予算って本当?

9-1. ネットの利用は無料

ネット選挙はお金がかからない
というのが売りの一つでした。

確かに

  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube

などを利用するために
お金を払う必要はありません。

ネット上のメディアは
ほとんど無料で利用できるから
『お金がかからない』
と言われていたのでしょうが

選挙戦は
個人的な利用とは
目的が全く違います。

9-2. 従来の選挙スタイル

これまでの選挙スタイルは

  • 街頭演説
  • 選挙カー
  • ビラ配り
  • ポスター掲示

などといった
資金と組織力が必要で

『地盤・看板・カバン』
と揶揄されたものです。

  • 地盤=後援会
  • 看板=知名度
  • カバン=資金力

これら三つを合わせて
『三バン』を持たない候補者は
不利だと言われてきました。

候補者は勝つために
惜しげも無く巨額の資金を
投じてきたのです。

そして、ネット選挙解禁を受け
IT関連企業の動きが
活発化したと言われています。

9-3. 候補者のネット対策

  • 政治家ホームページ・ブログ開設支援
  • ライブ動画配信サービス
  • 公式アカウント提供
  • 電子認証サービス

さらには

  • 有料広告
  • コンサルティングサービス

など

選挙を有利に運ぶための
サービスを提供する企業が
活発に動き出したのです。

これが意味することは
巨額のマネーが動いている
と考えられるのではないでしょうか?

ネット対策専任の担当者を置く
政党や候補者もいます。

これまでの選挙スタイルに加えて
ネット対策も必要になったことで

必要な経費は
ますます膨らむだろうと予測できます。

若くネットに慣れ親しんだ候補者なら
自身でネットを使いこなし
情報を発信することもできるでしょうが

高齢でネットに不慣れな候補者は
IT企業の支援を受けなければ
ネット対策は難しいでしょう。

9-4. 時代の流れは変えられない

このようなことを踏まえた上で
時代の流れだからしょうがない
と考えるか

お金のかかる選挙は
やめた方がいいと考えるかは
有権者次第ですが

時代の流れを元に戻すことは
歴史を見ても不可能でしょう。

交通事故をなくすために
車の利用を禁止しろ
という議論が起こらないのと同様

ネットの利用を禁止するなんて
今更、考えられないと思います。

ならば、お金はかかっても
有益な議論を尽くし

国民のためになる政策を
実現してもらうことが
重要ではないでしょうか?

ビジネスの世界でよく言われる
『費用対効果』とは
最小の費用で最大の効果を狙え
ということですが

政治についても
ビジネスライクに考えることで
妥協点を見つけることが
できると思います。

ネット選挙が今後どうなっていくか
見守っていきましょう。

ネット選挙の予算について
見てきましたが

次は、ネット選挙に限らず
選挙全般にかかる費用は
どんなものがあるのか
見ていきましょう。

10. 常識10:選挙費用のあれこれ

選挙にはお金がかかるものです。
なぜ、そんなにお金が
かかるのでしょうか?
その内訳を見ていきましょう。

10-1. 供託金

立候補に必要な条件として
『供託金』という制度があります。

これは、立候補者が
法律で決められた金額を
法務局へ一時的に預けるお金です。

選挙にもよりますが
数百万円という
簡単には払えない金額です。

一定の得票数が得られれば
返却されますが

規定の得票数が得られなかった場合や
途中で立候補を取りやめた場合には
没収されてしまうのです。

「なぜ?」
「なんのために?」
「お金がないと立候補もできないの?」

ちょっと納得できませんよね。
『供託金』という制度には
次のような意味合いがあるのです。

当選を本気で考えてない人や
名前を売りたいだけの売名行為など

無責任な立候補を防ぐのが
目的なのです。

選挙への
本気度と覚悟が求められるんですね。

10-2. 人件費

人件費とは選挙運動に携わる
『事務員や労務者』への報酬です。

『選挙運動員』とは違うので
間違えないようにしてください。

『事務員』とは
事務をするために雇用した人のことを言い

『労務者』とは

  • ハガキの宛名書き・発送作業
  • 看板類の運搬作業
  • 自動車の運転
  • ポスター貼り

など

単純な労務に対して動いてくれた
人のことを言います。

『事務員』『労務者』に対しては
報酬が支払われます。

『選挙運動員』とは
直接、有権者へ支持を訴える人
選挙事務所の幹部
各部署の責任者などです。

『選挙運動員』に対して
報酬・アルバイト料を支払うことは
できません。

10-3. 家屋費

家屋費とは
選挙事務所にかかる費用です。

プレハブなどで仮設した場合は
建設費

テナントなどを賃貸した場合は
その賃料です。

電気や水道などを新設したり
電話やネット回線の引き込み工事なども
家屋費に含まれます。

最近は新たに事務所を設置せず
自宅の一室を事務所として
選挙費用を抑える候補者が
増えているそうです。

10-4. 通信費

通信費とは
ハガキや封筒の郵送料
ファックス・電話代などです。

選挙運動のために利用するハガキのことを
『法定ハガキ』といいますが

法定ハガキの郵送料は
全ての選挙で無料です。

昔は選挙になると
候補者から電話がかかってくることが
よくありましたが

最近は、固定電話を持たない世帯も増え
流行らなくなったのでしょう。

10-5. 印刷費

印刷費とは
選挙ハガキ(法定ハガキ)や
ポスターの印刷代です。

多くの選挙では
ポスターの印刷には
公費負担があります。

リーフレットやビラ、名刺などの
印刷代も含まれるのか?
という疑問もあるかと思いますが

これらは選挙活動ではなく
政治活動に含まれるので
選挙費用ではありません。

10-6. 広告費

広告費とは

  • 選挙カーの看板作成
  • 選挙事務所の看板作成
  • 拡声器の購入
  • 新聞広告への出稿

などの広告費用です。

看板一つ作るのに
20万円以上かかるそうです。

10-7. 文具費

文具費は、以下のような
ものが当てはまります。

  • ノート
  • ホッチキス
  • はさみ
  • ものさし
  • ボールペン
  • 鉛筆

筆記用具に代表される
文房具ですね。

またこれらの文具費等は、
厳密には、消耗品費になります。
他にも事務用品費で処理することもあります。

10-8. 食料費

食料費とは
選挙運動員への弁当代や
選挙事務所での
お茶やお菓子の費用です。

弁当に関しては
個数や人数、上限金額が
決められています。

10-9. 宿泊費

宿泊費とは
選挙運動員が
宿泊した場合の費用です。

一人一泊あたりの
上限金額が決められています。

選挙運動で地方へ出張
というのは考えにくいので

夜遅くなり帰られなくなった場合の
宿泊費だと思いますが

このようなものまで
選挙費用になるのですね。

10-10. 雑費

雑費とは
選挙運動で使用した
手袋やガムテープなど
様々な『もの』への費用。

10-11. 収支報告書

ここに挙げた費用は
『選挙運動費用収支報告書』として
提出が義務付けられています。

後援会などの政治活動は
また別に政治団体として
収支報告書を提出します。

以上、選挙費用を見てきましたが
実に様々な費用がかかるんですね。

ベテランになればなるほど
費用がかさむのもうなづけます。

選挙費用については
選挙立候補.com』というサイトを
参考にさせていただきました。

11. 常識11:ネット『投票』は実現できるか?

真夏の日照りの中
または、寒い吹雪の中
傘をさしても濡れてしまう大雨の中

数分の用事のために
出かけたくはないですよね?

悪天候の日は
必ずといっていいほど
投票率が下がります。

「自宅で投票できたら楽だろうな」

と選挙のたびに
思うのではないでしょうか?

ネット投票(電子投票)が実現する日は
いつなのでしょう?

11-1. セキュリティの問題

先ほど紹介した
都議会議員の音喜多駿さんが
ホームページで

ネット投票ができない理由について
書かれています。

セキュリティの問題
と考えてる人が多いですが
もっと根深い問題があるそうです。

セキュリティの問題というのは
『不正アクセス』『なりすまし』など
本人確認が難しいということですが

大切なお金を扱う金融機関ですら
ネットで決済できる時代です。

IDやパスワード、指紋認証など
本人確認の技術は
相当なレベルにあると思われます。

技術的な問題だけなら
数年で解決できると予測している
学者もいるほどです。

では、技術的な問題以外に
ネット投票ができない根深い問題とは
何なのでしょうか?

11-2. 秘密投票の問題

音喜多さんの見解によると
それは、秘密投票が守られないこと
だそうです。

秘密投票とは
匿名性と
誰に入れたかを知られない権利です。

投票所には
投票券を持った人しか入れないので
誰が誰に投票したかという秘密は
厳格に守られていますが

例えば
怖いお兄さんが
鍵のかかってない高齢者の家に
押し入ったり

路上で囲まれて
「この人に投票しろ」
と脅されたら
秘密投票を守ることはできません。

音喜多さんは
脅された場合にも
秘密投票を守る技術が必要だと
アイデアをひねり出しています。

11-3. 秘密投票を守る技術

例えば
半径5メートル以内に人がいる場合は
投票できないようにする。

あるいは
一度、投票してしまっても
後ほど投票し直すことができる。

ネット投票を実現させるためには
セキュリティーの技術だけでなく
秘密投票のための技術も
必要になってきます。

人類は今までも
生活を便利にするために
知恵を絞り
技術を発展させてきました。

ネット投票も近い将来
実現できるのではないでしょうか?

12. 常識12:官邸へメッセージを届けたい

ある少女が大統領へ手紙を送り
その返事が返ってきた
という微笑ましいニュースを
見聞きしたことがあると思います。

これは、遠い国の
メルヘンちっくなお話ではありません。

12-1. 総理大臣へのメッセージ

我々も首相官邸へ
メッセージを届けることができるのです。

官邸スタッフは
必ず目を通してくれますし
必要に応じて
総理大臣の耳にも入ります。

選挙とは直接関係ありませんが
ネットが発達したからこそ
ホームページに意見を書き込むことが
できるようになりました。

12-2. 首相官邸の情報発信

また、首相官邸は
SNSやメールマガジン
スマートフォンアプリなどを利用して
積極的に情報を発信しています。

ぜひ、利用してみてはいかがでしょうか?

首相官邸ホームページ

首相官邸に対するご意見・ご感想

13. まとめ

ネットの発達により
情報は瞬時に拡散されるようになり
あらゆる個人、団体とも
意見を交わせるようになりました。

その波は政治の世界をも巻き込んで
国のあり方さえ変えようとしています。

ネット選挙解禁。
政治家と国民に突きつけられたのは
意識改革ではないでしょうか?

行き詰まる日本社会を
これから背負って立つのは
大人ではなく未来ある若者です。

ネット選挙で勝利したのも
若者でした。

政治をもっと身近に感じ
活発に意見を交換し
日本をもっともっといい国に
していきたいものです。

大人だから、若者だから
と壁を作るのではなく

お互いが歩み寄って
共に日本を形作っていける
そのような社会を願っています。

ネット選挙の解禁により
未来への扉は開かれたのです。

 

 

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